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Chapter 2

派手&高級感を両立させたロゴを作る? 会社の"顔"となるロゴ作りにおいて大切なこと


ドコ、ドコなの!?
販野ってデザイナーはドコにいるのッ!!!

 


は、はいッ!
は、販野は私ですが……?

 

私の名前は、目立 エリカ。
パワーストーンのジュエリーを販売している女社長よッ!

 

は、はぁ……(テンション高い人だなぁ)

 

音井から「絶対に販野さんにロゴデザイン見てもらった方が良いです!」って紹介されたんだけど……

 

あ、音楽フェスを開催された音井さんからの紹介なんですね!

 

そうよ! ちなみに私がデザインしたロゴはこれよ。
ふふふ、どう? もはやプロ級のデザインでしょ?

ロゴ1

こ、これはッ……!

 

目立様へのヒアリング①~ そもそも「ロゴデザイン」って何??

ふふふ、どうやら私のデザインの前に手も足も出ないみたいね!

ロゴ1

えー……と、失礼ですが、目立様のお店は若者向けの、手軽に購入できるパワーストーンを販売されているお店なのでしょうか……?

 

ハァッ!? どこをどう見たらそう思うのよ!
失礼なヤツねぇ、アンタ……。

 


す、すいません!

しかし、目立様が

  • 安い
  • 若者向け
  • 手軽に買えるパワーストーン

というコンセプトでマーケティングをされていないのであれば、このロゴデザインは間違っていると言わざるをえません。

 


ど、どういうことよ?
そもそもロゴデザインなんて、派手で目立っていればそれでイイんじゃないの?

 


残念ながら、違います。
ロゴデザインはコンテンツの顔です。

言い換えれば、商品やその商品を販売している会社のもっているイメージを正しく伝える1つのツールが「ロゴデザイン」であり、会社のイメージをロゴデザインで正しく伝えることが出来れば、

 

  • ロゴデザインからライバルとの差別化が出来る
  • コンテンツを変えることなく、コンテンツの価値を高めることが出来る

 

この2つのことが実現可能なんですよ!

 

~目立様へのヒアリング②~ 会社のイメージを言葉にする


……ったわよ。

 


は、はい……?

 


アンタの言いたいことはわかったって言ってるのよ!

それじゃあ、私の会社のイメージをきちんと伝えるためには、どうすれば良いのか教えてちょうだい。

 


そ、それでは目立様の会社について、改めてお聞かせ願えますでしょうか……?

 


私の会社は『POWER×STONE』よ。
40代以上の裕福な女性に対して、3万円からパワフルなパワーストーンを販売しているわ。

 


販売媒体は、どのようにされていますか?

 


ネットだけの販売よ。
パワーストーンの販売を行うECサイトを作成し、そこで売っているの。

だから、ロゴデザインも高級感あふれる、女性受けするロゴにして欲しいの!

とにかくドハデなロゴが良いわね~♪

 


ということは、目立様の会社のことをまとめると……

  1. 会社名は『POWER?STONE』
  2. ターゲットは40代以上の富裕層の女性
  3. 身につけた人を元気にするようなパワーストーンを販売
  4. 自社のECサイトを活用し、パワーストーンをネットで販売

このような感じですね!

 

そう、その通りよ!
詳しくは後日、会社の資料を送るわね。

 


はい、ありがとうございます!

 


ということで、ドハデでとにかく目立つロゴにして欲しいんだけど?

 


僭越ながら、申し上げさせて頂きます。
目立様、ターゲット層のことをもっと考えて「ドハデ」「目立つ」を止めませんか?

 


……どういうことか、言ってみなさいよ?

 


40代以上で富裕層的な女性は、身につけている商品のブランドイメージを大切にしていると思います。

 


そうね、私も同年代だけど安っぽいイメージのブランドは買いたくないわ。

 


しかしながら目立様、こちらのロゴはドハデで目立ちますが、40代女性が身につけるブランドイメージとして、ふさわしいでしょうか……?

 


ふ~ん、つまり販売している商品の価格帯ターゲット層へのメッセージを考えた時に、カラフル過ぎるし、派手すぎるって言いたいワケね?

 


おっしゃる通りです。

 

……。

……。

 

わかったわ、販野さん、アナタに任せます。

アナタが思うデザインにしてちょうだい……そして、私を満足させてちょうだい!

 


は、はい! ありがとうございます。
誠心誠意、ロゴを作らせて頂きます!

 

〜1ヶ月後〜

[完成したロゴデザインのお披露目&解説]お客様に寄り添ったロゴ作り

目立様! ご依頼して頂きましたロゴデザイン、完成しました。

こちらでいかがでしょうか……?

ロゴ2

……。

……。

 


……いいじゃない。

 


本当ですか!

 


2つを見比べて見ると、その差は一目瞭然ね……。
確かにターゲット、いえ40代からのお客様のことを考えると、カラフル過ぎるロゴデザインはふさわしくないわね。

販売される商品の価格帯も3万円から。
言うなれば、高級ジュエリーとしてパワーストーンを取り扱っているからこそ、従来の「パワーストーンは安い」というイメージを脱却し、「ジュエリーとしてパワーストーンを身に着けよう」というメッセージ性をロゴに付与したわけね……。

ロゴ2 ロゴ1



すべて、見立様のおっしゃる通りです!
新しいロゴデザインも、どちらかと言えば派手です。

しかし、それは大人の上品さが醸し出されているからこその"上品な派手"であり、従来のロゴデザインとは派手の意味が180°異なります。

 

ロゴの中にダイヤモンドを入れることにより、よりジュエリーらしさと高級感を強調したわけね。

 


はい! パワーストーンと言えば丸や星などの、スピリチュアルなイメージを連想させるデザインが多いのですが、あえてダイヤモンドをロゴに入れ込むことによって、ジュエリーらしさと高級感を強調しました。

 

……ふふふ、このロゴデザイン気に入ったわ。

今回出来上がったロゴは商品を購入されるお客様のことを、本当に考えたロゴデザインと言えるわね……!

ロゴデザインのおかげで、今後の経営戦略も決まったわ。

そうと決まれば、サイトもパッケージも作り直しよ!
販野さん、付き合ってくれるわよね?

 


はい、もちろんです!
今後ともよろしくお願いします!!!

 

 

[ロゴデザインのポイント♪]経営戦略を体現するロゴデザイン

hano_L

大手企業におけるロゴデザインの変更は《経営戦略の変化》を意味することが少なくありません。

ロゴマークには会社を経営する人の「こんな会社にしたい!」という思いを代弁するものです。
会社を代表する社名のロゴデザインは、他のデザインと同じように、ロゴデザインから受ける印象が如実に「この会社はこんな会社だ」ということを語ります。

ロゴ1
変更する前のロゴは、「派手」「目立つ」というだけでなく、見るものにパワフルな印象を与えます。
またカラフルな色使いは、どちらかというと「若さ」を連想させるものであり、このロゴから受ける会社のイメージは以下のようになってしまいます。

 

  • 安い
  • 若者向け
  • 手軽に買えるパワーストーン

 

これでは目立様の本来の会社が行っている以下のようなイメージを伝えきれていません。

  1. 会社名は『POWER?STONE』
  2. ターゲットは40代以上の富裕層の女性
  3. 身につけた人を元気にするようなパワーストーンを販売
  4. 自社のECサイトを活用し、パワーストーンをネットで販売

もしかすると、従来のロゴデザインを見た人の中には「私には、この会社のパワーストーンはふさわしくない」と思って、商品の購入を諦めた方もいるかもしれません。

このように会社のロゴとは、会社のイメージを正しく伝える1つのツールなのです!

ロゴ2

今回新しいロゴを制作したことによって、目立様の会社本来のイメージを正しく伝えることが出来るようになりました。

しかも、ロゴが以前よりも会社本来のイメージに変化したことで、経営戦略をより先鋭化させることが可能になったのです!

ロゴの変化によって、顧客とのマッチングがスムーズになり、チャンスロスの機会が減る。
さらに今までロゴデザインで敬遠されていた見込み客が返ってくる確率が上がるため、総合的に会社の利益が上がりやすくなるのです。

「たかがロゴデザイン」と思われがちですが、「たかが」で済むほどロゴデザインの世界は甘くないんですよ~!