公文のロゴ。
「知的でシンプル、小さな子どもから大人まで親しみを持っていただけること、そのためにユーモア・わかりやすさが感じられること」をキーワードにデザインされたとの事。
「KUMON」の“O”がフリーハンドの子供が考える表情になっています。
「THINKING FACE」と呼ぶそうです。
単純な点と線ながら、「考える表情」が見事に表現されています。
ロゴタイプ全体の文字間もこの間隔が最良でしょう。
カッチリしたロゴタイプの一部をフリーハンドやラフなタッチで崩すデザインは
動きを出したり、取っ付きやすさや親近感を持たせるには便利な手法です。
単純な文字列が一変してキャッチーになります。
ただ、ロゴはその企業や店舗のアイデンティティーを代弁する存在ですから、
ロゴの場合はそのワンポイントの変化に必要性や理由があって然りです。
先にデザインありきで、その理由を後づけする事も多い世界ではありますが、
本来それはあってはなりません。
デザインする際にユーザー心理をイメージすることは大切です。
よって心理学に興味を持つデザイナーも少なくありません。
ちなみに人が右上に目線を向けて考えるのは、
未来のことを考えたり、その場を取りつくろう言い訳を考える時にとる仕草だそうです。
かたや左上を見るのは過去の事を考えたり、何かを思い出そうとしている時だそうです。
公文の「THINKING FACE」は右上を見ていますね。
決して言い訳や嘘を考えてるのではなく、きっと未来の自分を想い描いているのでしょうね。